みなさん、こんにちは。ラーメンフェアを逃して、ちょっとしょんぼりなスタッフOです。あぁ食べたい。
さて、今回はrTMS療法の記事をお届けします。薬の副作用がしんどい方向け等にいいかなと思いましてまとめました。専門家ではないので参考程度にお読みくださいね。
rTMS療法とは(磁気刺激)
rTMS療法とは、磁気を使って脳を刺激することで、心の病気の改善を図る治療法。頭に磁気を当てて、脳の働きを調整する治療法で、主に薬が効きにくいうつ病などに使われます。
🔷 適応される主な疾患
1.うつ病(治療抵抗性うつ病)
・抗うつ薬などの標準的な治療に反応しなかった患者に対して使用されます。
・国内では保険適用されています(一部制限あり)。
2.不安障害、強迫性障害(OCD)
3.統合失調症(幻聴など特定の症状に対して)
4.PTSD、慢性疼痛、パーキンソン病などにも応用の研究が進行中
🔷 治療の流れ
初回評価:脳画像や心理検査を通じて刺激部位を特定
1回の治療時間:約20〜40分
治療頻度:平日は毎日、週5回が一般的(3〜6週間継続)
総セッション数:20〜30回程度が多い
🔷 副作用・リスク
・軽度の頭痛、頭皮の不快感(最も一般的)
・けいれん(非常にまれ)
・気分の変調(不安の一時的な悪化など)
・耳鳴り(刺激音による)
※安全性は比較的高いとされていますが、てんかんの既往がある人には注意が必要です。
🔷 rTMSのメリットとデメリット
✅ メリット
・薬が効かない患者にも効果が期待できる
・副作用が少ない(薬に比べて)
・非侵襲的で日常生活に支障が少ない
❌ デメリット
・効果に個人差がある
・複数回通院が必要
・自費診療になるケースもある(疾患によっては保険適用外)
🔷 日本での保険適用(2024年時点)
・うつ病に対するrTMS療法は、特定の基準を満たす場合に保険適用されます。
・抗うつ薬を2種類以上試しても改善しないなどの条件あり
🔷 rTMSで自立支援医療が使えるケース
✅ 保険適用されるrTMS治療であること
・日本では現在、「うつ病」に対して、一定の基準を満たすrTMS治療のみが保険適用となっています。
例えば:・複数の抗うつ薬治療が無効
・中等度以上のうつ病であること
・厚生労働省の定める施設基準を満たす医療機関であること
➡ この条件を満たして保険適用となっているrTMSであれば、自立支援医療が適用される可能性が高いです。
❌ 自費診療のrTMS治療には使えない
・自費(自由診療)で提供されているrTMS治療(例:うつ病以外の疾患へのrTMS、自由診療クリニックでの施術など)には、自立支援医療は適用されません。
✅ まとめ
rTMSは治療抵抗性うつ病や統合失調症などに対して有効性が示されており、安全性も高いとされています。しかし、効果には個人差があり、全ての患者に適応できるわけではありません。治療を検討する際は、専門医と十分に相談し、個々の症状や状態に最適な治療法を選択することが重要です。
参考になれば幸いです。
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