データ入力、ハンドメイド、在宅ワークができます

ネット見学予約受付
LINEで質問・見学受付
メールで問合せ
マップ※地図が開きます
ブログ

試される大地。いや、試されるコミュニケーション。

タイトルの「試される大地」ご存じでしょうか。

1998年に北海道庁が展開したイメージアップキャンペーンのキャッチフレーズです。経済的な逆境を乗り越え、道民の挑戦(Try)や新しい可能性を全国に問う前向きな意味が込められています。

天候の波やスキャンダルやらで、イメージ戦略をはかったということらしいです。

さて、話は変わりましてSNSで掲載されていたことを転載します。これは結婚についての話ですが、今回考えたいのは結婚観ではありません。

家族、友人、職場、支援員など、さまざまな人間関係に共通する「コミュニケーション」についてです。

///////////

『30代の趣味友が、相談所で出会った30代後半の年収1,000万円を超える外資系コンサルタントの男性との婚約を破棄したと連絡がありました。交際10か月。両家の顔合わせも終わり、あとは入籍するだけでした。

「ここまで来て破棄する?」

普通なら、そう思うかもしれない。

彼女も何度も自分に言い聞かせた。

「これ以上の条件の人はいない」と。

しかし、ある大雨の日。

彼女は仕事終わりに彼と会う予定だった。

電車は遅延し、駅前は人であふれ、タクシー乗り場にも長い列ができていた。

傘を差していても意味がないほどの雨で、靴も服もびしょ濡れ。それでも彼を待たせたくなくて、急いで待ち合わせ場所へ向かった。

20分遅れて到着した彼女に、彼が最初に言ったのは、

「こういう日は、もっと早く出ないと」

だった。

その瞬間、彼女は「ああ、この人らしいな」と思ったらしい。しかし、理由はそれだけではなかった。思い返せば、小さな違和感は何度もあった。その日の出来事をきっかけに、それらがすべてつながったのだという。

風邪で寝込んだときも、

「病院には行った?」

で終わった。

仕事で落ち込んだときも、

「それで、どうするの?」

という言葉が返ってきた。

彼は真面目で優秀な人だった。約束も守る。仕事もできる。将来の生活設計もしっかり考えていた。誰が見ても、結婚相手として申し分のない人だった。

ただ、彼女が求めていたのは「正しい答え」ではなかった。

しんどいときに、

「大丈夫?」

と言ってくれる人だった。その人と一緒にいるとき、安心して弱さを見せられるか。

しんどいとき、無理に平気なふりをしなくてもよいか。

大切なのは、その人の隣で自分らしくいられるか、なのかもしれない。

////////////

はい、いかがでしょうか。

この二人の関係は、たった一度の言葉で突然崩れたのではないのでしょう。それまで積み重なっていた小さな違和感が、大雨の日をきっかけに一つにつながったのだと思います。

彼女から気持ちを伝え、合っていれば分かり合えただろうか。

正直なところ、私は「話し合えば必ず分かり合える」とは思っていません。

考え方や大切にしていることが違えば、いくら話しても折り合えないことはあります。人の考え方や簡単に変えることは難しいです。

言えなかった関係だったと思いますが、それでも人生の岐路。今回は自分の気持ちを伝える必要があったのではないかと思います。

彼女にとって「大丈夫?」という言葉は、安心するために必要なものでした。

一方、彼にとっては、

「病院に行った?」

「それで、どうするの?」

と解決方法を考えることが、相手を心配する表現だった可能性もあります。

彼は本当に冷たい人だったか。それとも、優しさの表し方が、彼女の求めるものと違っていただけなのか。

これは、普段の人間関係でも起こります。

例えば、困っているときに、解決方法を教えてほしい人もいれば、まずは話を聞いてほしい人もいます。静かにしていることで気持ちを落ち着かせる人もいれば、「どうしたの?」と声をかけてもらいたい人もいます。

体調が悪いとき、自分から助けを求められる人もいれば、うまく言葉にできない人もいます。

どちらが正しい、間違っているという話ではありません。

人によって、感じ方や求めている関わり方が違うということです。

「言わなくても分かってほしい」

そう思うこともあるでしょう。

しかし、自分以外の人に、自分の気持ちをすべて察してもらうのは難しいものです。

「今はアドバイスより、話を聞いてほしいです」

「少し一人で落ち着く時間がほしいです」

「自分からは言いにくいので、時々声をかけてほしいです」

「その言い方をされると、責められているように感じます」

このように、自分がどう感じていて、どうしてほしいのかを、できる範囲で言葉にすることが大切です。

もちろん、うまく話せないこともあります。

その場合は、メモやメール、LINEなどで伝えやすい方法で伝えてみる。上手に話すことではなく、少しでも相手に伝わる形にすることです。

そして、伝える側だけではなく、聞く側にもできることがあります。

すぐに正しい答えを出そうとせず、

「話を聞いたほうがいい?」

「何か手伝えることはある?」

「少し時間を置いたほうがいい?」

と確認するだけでも、すれ違いは減らせます。

話し合えば、必ず分かり合えるとは限りません。それでも話さなければ、分かり合える可能性があったのかどうかさえ分かりません。

人間関係では、大きな問題が突然起こるというより、小さな違和感や我慢が少しずつ積み重なっていくことがあります。だからこそ、「これくらいなら」と我慢し続けず、まだ違和感が小さいうちに伝えてみる。

そして相手の考えにも耳を傾け、お互いに無理のないところを探していく。コミュニケーションとは、話が上手なことではありません。

自分と相手は違うと知ったうえで、少しずつ伝え合い、擦り合わせていくことなのだと思います。

P.S. 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「長かった」と感じた方も、我慢せずに伝えてください。それも大切なコミュニケーションです(笑)

関連記事

PAGE TOP