皆さん、こんにちは。
いきなりですが、療育手帳ってご存知ですか?
基本的には「知的障害がある人のための手帳」です。
等級としましては最重度、重度、中度、軽度の4種類からありますが今回は「軽度」に着目していきたいと思います。
そもそも軽度とは何ぞや?という方の為の説明です。
IQと呼ばれる知能指数が51~70に当たる人たちのことです。
ちなみに札幌市では75までが軽度知的障害の枠内です。
軽度知的障害者は、身の回りのことはおおむね自立しているものの物事を覚えるのに時間がかかる、指示等への理解が難しいため社会生活への適応が困難になっていきます。
ここでピックアップしたいのは、「大人になってから診断された知的障害」についてです。
身の回りのことは一応出来ていたけど勉強は全然出来なかった…
学校で皆が言ってることがまったく理解できなかった…
これは大人になってから診断される軽度知的障害の特徴です。
重度であれば比較的早めに発見され、療育に繋がることができますが軽度の人こそ見過ごされ社会生活で躓き、「何で出来ないんだろう」と苦しい思いをされてきた方も沢山いらっしゃいます。
心当たりのある方、大人になってから療育手帳を取るのは遅くありません。まずは役所の保健福祉課へ行き、札幌市障がい者更生相談所の予約をします。ここでメンタルクリニック等でIQを測ったデータ等があればスムーズです。
障がい者更生相談所で聞き取りと知能検査を行い、そこから等級が決まります。
学生時代の通知表がなければ取得できない、
親が来ないといけないと聞いたけど高齢で来れない…
というお声をたまに耳にしますが、特にそんなことはありません。
通知表を失くしていても、親御さんが不在でも療育手帳は十分取得可能です。
実際療育手帳を取れてホッとした、自分が周りと違う理由がやっと分かって良かったという方もいらっしゃいます。
療育手帳があれば障害者枠でも働いていくことができます。
自分から言わない限り周囲にバレることもありません。
もしかして自分も…という方、相談に乗ります。
ハートシップ札幌中央でお待ちしてますね。