今回のテーマは「病院選び」です。
もうすでに精神科にかかっている方が
多いとは思いますが、今病院を変えたいと思っている方、万が一の転院に備えてる方の知識としてお話したいと思います。
☆まず選ぶポイントその①
「精神保健指定医」を看板に掲げているかです。
・精神保健指定医は3年以上精神障害の診断・治療経験と 一定の症例経験を有し、必要な研修を修了した医師のうち、
指定医の職務を行うのに必要な知識及び技能を有すると認められる者です。
医師であれば経験がなくとも精神科を掲げられますが、
精神保健指定医があることで、精神科の治療歴があるという安心感に繋がります。
選ぶポイントその②は通える距離にあるかです。
特に初診後しばらくは薬の合う合わないで治療を一緒に進めていくためにも、
遠いクリニック、病院はお勧めしません。
また、急に調子が悪くなったので急遽受診したいというときも
近くの方が安心ですよね。
それと意外と知らない心療内科と精神科の違いについてです。
「心療内科」は心身症を扱う診療科です。
心身症とは、ストレスや精神不調によって引き起こされる身体の不調のことです。
対して「精神科」は精神疾患を扱う診療科です。
精神疾患とは、不安・抑うつ・不眠・苛立ち・幻覚など、様々な精神異常のことです。
しかし「精神科」という言い方は、世の中の偏見や誤解を招きやすい名称であったため、
抵抗感を軽減するために「心療内科」と称しているクリニックが多いです。
ちなみに「メンタルクリニック」は、心療内科・神経科・精神科という
心の分野を取り扱っているという総称です。
ご参考になれば幸いです。
転院を考えている方、ハートシップ職員と一緒に考えていきませんか?