皆さん、こんにちは。
今回は障害者手帳の一つ、精神保健福祉手帳を持つことでのメリット、デメリットについてお話していきたいと思います。
手帳取得を迷われている方も一読していただければと思います。
精神保健福祉手帳を取得する大きなメリットは経済的な支援を受けられることです。
バス、地下鉄の交通費助成(助成額は等級によって変わります)、障害者控除によって各種税金が安くなったり、携帯電話の割引も受けられます。
さらに動物園や美術館が無料になったり、テーマパークや映画館なんかも割引になります。
そしてこれも大きなメリット、「障害者枠での求職が可能」となります。
もう一般枠では自信がない、障害者枠で配慮を受けながら無理なく働いていきたいという方には耳寄りの情報ではないでしょうか。
そして精神保健福祉手帳を取得することでのデメリットはほとんどありません。
現在一般で就労されている方も、自分から言わない限り会社に知られることもありません。
しいて2点言うのなら、「自分は障害者になってしまった…」という精神面が一点です。
ですが、病気が回復、治癒したり自身が不要だと思えば手帳はいつでも返還することができます。
回復のために使える制度はどんどん利用していきましょう。
もう一点は二年に一度ある更新手続きです。
更新のたび診断書が必要となりますので、金銭面で負担に感じられる方も多いことでしょう。(診断書の金額は病院によって違います)
手帳に貼る証明写真も二年に一度撮り直しです。
身分証明になる手帳ですので、あまりに風貌が変わっていたら証明にならないという理由からです。
精神保健福祉手帳を取得するには精神疾患での初診から6か月以上経過していること、
症状によって生活に支障が出ていることに加え、医師の診断書が必要です。
診断名は精神疾患ならば全般対象ですが、発達障害も含まれます。
自分は対象になるか不安な方、取得を迷われている方、一度主治医とご相談ください。
ハートシップでもご相談承っております。