今回は精神科訪問看護についてやっていきたいと思います。
精神科訪問看護とは、その名の通り精神疾患に特化した訪問看護となります。
病名の縛りはなく、うつ病、統合失調症、双極性障害などの精神疾患からパニック障害、摂食障害などの神経症、発達障害やアルコール依存症まで幅広く診てくれます。
細かく言うとICD(世界保健機関)が提唱する精神および行動の障害の分類(F00~F99)のすべてが対象となります。
訪問頻度ですが、初めは利用者さんを知るという意味もあり基本は週に一度が多いです。
そこから必要に応じて2週間に一度になったり、月に一度の方もいらっしゃいます。
ちなみに週に3回まで訪問看護が入ることが可能です。
大事な訪問看護師についてですが、基本的に担当制です。前回からどう変化しているかなどを評価するために同じ看護師が来ることになっています。
ですがやはり相性というものがありますので、この人と合わないな、と感じることがあれば担当から外れてもらうことも出来ます。(勿論良い方が多いですよ!)
信頼関係が大事になってきますので、やはり合う人に来ていただきたいですよね。
これはあるあるなのですが、訪問看護が来るからと無理して部屋の掃除をする方がいらっしゃいますが、掃除する必要はまったくありません。
訪問看護師はありのままの生活状況が見たいのであり、そこで無理する必要はありません。
訪問看護師さんが一人座れるスペースがあれば大丈夫です。
訪問看護って何を話せばいいの?と思われるかもしれませんが、基本的に訪問看護で話していけないことは一切ありません。何でも話してOKです。
必ず病気の話題でなくても、話し相手がいるだけで精神的に落ち着く、という理由があれば使っても良いのです。(体調確認やバイタルチェックはすることが多いです)
ただ精神科訪問看護を使うには主治医の指示書というものが必要となります。
原則月に一度作成されるもので、月に300円かかります。
その他にも訪問看護そのものの料金もかかってきますが、自立支援が適用されるため、自立支援医療受給者証に記載されている自己上限負担金を超えて請求されることはないのでご安心ください。
もし気になる方がいればご検討ください。